「霊能者」下ヨシ子氏、霊感商法で提訴される

本城です。

フジテレビの「ほんとにあった怖い話」や、テレ朝の心霊特番などに出演している自称霊能者の下ヨシ子氏が霊感商法で提訴されたようです。

「浄霊代など650万円、TV人気霊媒師らを提訴」(読売新聞)
「霊感治療:代金「不当」と提訴 名古屋の女性」(毎日新聞)
「有名「霊能力者」を提訴 「悪質な霊感商法」と原告」(共同通信)

記事によれば、名古屋市の主婦が霊感商法によって多額の金を騙し取られたとして、宗教法人「肥後修験遍照院」や主宰者の下ヨシ子ら幹部5人を相手取り、約950万円の損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こしたとのこと。

主婦の弁護士である紀藤さんもこの件で記事を書いていました。相談者は今回が初めてではなく、2人目だったんですね。下氏はテレビでもよく浄霊のパフォーマンスを芸能人相手にやっていますが、今回の件では「浄霊代」とか「守護神代」と称して浄霊の儀式を6年間に50回も行ない、計650万円を支払わせていたようです。

ちなみにASIOSにも心霊現象や心霊写真のことで問い合わせをしてくる方は定期的におられます。しかし現状では、霊能者へ相談する人のほうが圧倒的に多くなっています。

何かおかしな事が起きたとしても、すぐにそれを心霊現象と結びつけるのではなく、本当にその現象は起きたのか、起きたとしてもそれは他の原因によるものではないか、と考えることも大切です。

不安になる気持ちはわかりますが、そういうときこそ落ち着いて、冷静に、という気持ちを忘れないでください。

「霊能者」下ヨシ子氏、霊感商法で提訴される”へ5件のコメント

  1. いいい より:

    コレは、アレですね

  2. Y・Y より:

    身の回りに「水からの伝言」などの疑似科学や超常現象、心霊現象等を信じやすく、しかもそれに感動している方々が多く、議論になるのも面倒くさいため、ニコニコしながら適当に相槌を打ちながら聞いていますが、正直言って疲れる時があります。
    私も不思議な話は大好きですが、私の興味の持ち方とはなんだか違うなあ、困ったなあ、と…。
    どのように付き合っていけば良いのでしょうか?

  3. 本城 より:

    >Y・Yさん
    詳しい状況がわからないので難しいところですが、周りに信じている人が多いのなら人付き合いもあるでしょうから、基本的に相手方の話を聞く姿勢は持っておいたほうがいいかもしれません。
    とはいえ全部同意していると思われるのも困りますから、軽い感じで「えー、ほんとなんですか~」とか「う~ん、そうかな~」みたいに、強く疑わないけれど同意もしないような反応を時々入れておくのはどうですかね。相手側もY・Yさんと興味の持ち方が違うことに少しずつ気づいて話題を変えるかもしれませんよ。

  4. rintaro より:

    いつも、楽しく拝見させていただいております。
    ビリーバーとの付き合い方ですが、
    最初に、
    「わたし、こういうの、全く信じないんですけどね~。」
    と、はっきり伝えてから、
    相手の話を肯定的に聞いてあげた方が、
    軋轢がおきにくいと思います。
    反論するとケンカになりますが、
    立場を表明するだけなら
    案外聞き流してもらえます。
    トラブルになる前にお試しください。

  5. Y・Y より:

    アドバイス、ありがとうございます。
    なんとか上手くやっていけるように努力します。
    (その人たちの中には先生も含むのが、ちょっとしんどいですが)
    家族は全員、信じていない人ばかりです。
    家の中の会話ではお互いに「どうしてそう思う?」「根拠は?」という言葉が、普通によく出てきます。
    でも家の外では嫌がられるようですので、できるだけ使わないようにしています。
    ところで鏡を使った心霊写真、けっこう難しいけど面白いですね。
    ぬいぐるみで試してみたら、鏡の角度ばかりに夢中になって、バックを合わせていなかったため、犬が背景ごとペンギンにとりついてきました。

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