『謎解き超常現象Ⅱ』が増刷
本城です。
このたび『謎解き超常現象Ⅱ』(彩図社)が増刷されることになりました。これも本を読んでくださったり、紹介してくださった皆様のお陰です。ありがとうございます。
なお増刷に際して修正する箇所がいつくかあり、現在チェックを続けているところです。まとまり次第、後日、このブログで書かせていただきます。
それと以前、謎解き超常現象Ⅱの内容について私がTwitterで簡単な内容を紹介していたのですが、それらをまとめて見られるようにしてほしいというご要望がありましたので下記にまとめました。
また、この本に関連する事として、4月26日に「『残りもの』のUFO事件」について、どういった事件を扱っているのかASIOSへ問い合わせがありました。
しかし連絡先として記されてあったメールアドレスに返信したのですが、エラーメッセージが返ってきて送れない状態です。そこで、この方へ個別に連絡する方法がないので、代わりにこのブログにてお問い合わせの件について回答させていただきます。
「『残りもの』のUFO事件」で扱っているのは、ジーン・ヒングリー事件、ジョー・シモントン事件、チェンニーナ事件の三つです。ご覧になられているかわかりませんが、これしかお伝えする方法がありませんのでよろしくお願いします。
増刷、おめでとうございます。
じつは目次9の北西航路の伝説『オクタビウス号』を読んだ時、他の記事同様によく調べてらっしゃることに感心すると共に、本筋とは関係無いことを考えてしまいました。
それはオクタビウス号よりも舞台は新しいが記録上は古い、そっくりな話である「スクナー・ジェニー号」の話の中に出て来た、氷漬けの死体の中に犬がいたことです。
「どうして犬だとわかる状態で死んでいるんだろう?71日間も食べ物がないんだったら、私だったら犬を食べる」と思ってしまいました。
そもそも、たぶん事実ではないだろうとされている話の中だからこそだとは思いますが・…おかしなことを考えてすみません。
確かに話では犬も氷漬けになってますね。飼い犬を食べるとなると究極の選択に思えますが、過去には飛行機の遭難で仲間の人間(死体)を食べて生き延びた人もいますから、極限状態だと犬を食べるという選択肢もあるのだと思います。
私はスクナー・ジェニー号しらなかった(わすれたのか…やっぱり歳?)けどY・Yさんのお話しから星新一の作品 探検隊 を思い出したです。
タロとジロを話を別の視点から書いたというやつでしたっけ。まだ読んだことはないんで、いずれ読んでみようかと思っています。
リング状UFOに関連してですが、ディスカバリーチャンネルの「怪しい伝説」という番組で「おがくず砲」なるものの検証を行っています。
おがくずと火種を圧縮空気で上方に噴出させ、粉塵爆発を起こすものですが、この映像を見ると、一旦広がった火球の下方が上昇気流で中心へ巻き込まれることで、下半分が内向き・上半分が外向きのドーナツ状の渦が形成される様子が見てとれます。
また、スモークリングが映っているシーンもありました。
この番組では毎回2~3つのネタを取り上げていますが、ちょうどおがくず砲の部分をまとめたものがありましたので紹介します。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10505754
4分50秒あたりからおがくず砲の実験、10分ちょうどから粉末クリーム砲の実験が見られます。スモークリングは6分35秒あたりに映ってます。
参考(?)までに。
>紗崎さん
ご紹介ありがとうございます。視聴してみたところ、同じようなスモークリングが出来ていましたね。参考になります。
Mythbustersも時間がなかったので久しぶりに見たのですが、相変わらずのノリで楽しかったです。最近の話では新シリーズの契約も決まったとかで、今後もこの番組は続いてくれるようです。
本城さんも怪しい伝説をご存知でしたか。あれも都市伝説などを実地的に検証している良い番組だと思います。
そういえば、ホープダイアモンドの項の終わりに『紫外線を当てると赤色に輝くという不思議な性質』と書かれているのを見て、学生時代に友人が研究テーマとしていた、レーザ波長変換素子を思い出しました。
これは素子にレーザを入射することでレーザの波長を変える結晶で、出力周波数は入力の倍あるいは3倍になるそうです。
ただ、これだと赤(620~750nm)→紫外(10~400nm)の変換になってしまいますが……。
追って調べてみますが、参考までにこちらを紹介しておきます。
波長変換レーザー
http://www.ilt.or.jp/sample/laserkagaku/wave/1-76.htm
ダイアモンドに含まれる不純物やカットパターンによって偶然にも波長変換が行われているのかもしれませんね。
まあ、宝石に関しては詳しくないので、それがどの程度ありうるのかは分かりませんが……。
>紗崎さん
情報のご紹介ありがとうございます。波長変換レーザーというのがあるんですね。
ホープダイアモンドの性質についていただいた情報は、担当のナカイさんにもお知らせしておきます。
こんなニュースを見つけました↓
空から?オタマジャクシ10匹以上 小山で発見(下野新聞、2010/6/1)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100601/330145
残念ながら、『謎解き超常現象Ⅱ』を読んでいる人は、まだ少ないようです。
どんどん布教(笑)しなければいけませんね。
>弟切 千隼さん
最新ニュースのご紹介ありがとうございます。今年もオタマジャクシが降ってきましたね。ちょうど先ほど、Twitterでこの話を知りまして記事にしようと思っていたところです。
>残念ながら、『謎解き超常現象Ⅱ』を読んでいる人は、まだ少ないようです。
そのようですね。この本では去年のファフロツキーズを扱っていますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。
>これは素子にレーザを入射することでレーザの波長を変える結晶で、出力周波数は入力の倍あるいは3倍になるそうです。
残念ながら、
第2、第3高調波発生は、いわゆる非線形光学現象なので、強い光(パルスレーザー)がないと起こらない現象ですね。
普通の照明や自然光では起こりません。
ブルーダイヤが赤く光るのは、蛍光か燐光のせいでしょう。
紫外線を当てると、蛍光を出す鉱物って結構あります。
ルビーやサファイアはレーザーの発光源にも使われています。
調べてみたところ、ホープ・ダイヤモンドが赤色の蛍光を発する件について書かれている記事を見つけました。
http://smithsonianscience.org/2009/08/blue-hope-diamond-glows-an-erie-red-after-exposure-to-ultraviolet-light/
写真が載っていますが確かに赤いですね。この調査記事によると、ダイヤモンドに含まれているホウ素と窒素の相互作用が原因ではないか、と考えられているようです。
お、phosphorescenceて書いてありますね。
てことは、蛍光ではなくて燐光なのか。
紫外線を数秒間当てた後、数分間赤く光っている、
と書いてあるから、確かに燐光のようですね。
(蛍光なら、紫外線当ててる間しか光らないはず)
あ、そうです。燐光です。ダイヤモンドの燐光の場合は青色と赤色があるらしいですが、ホープは中でも稀な赤色とのこと。
なるほど、波長変換はレーザじゃないと起きないとは知りませんでした。
燐光って言うと腕時計の夜光塗料みたいな発光(放射性物質使わないやつ)ですね。