ASIOSの新刊『謎解き超常現象Ⅱ』が出ます

本城です。お待たせしました。ASIOSの新刊『謎解き超常現象Ⅱ』(彩図社)が出版されます。

今回も前作に引き続き、定番ものから新しい事件、不可解さが残る事件まで、全部で42の超常現象を扱うようにしました。ただ今回は前作よりもマイナーな事件や埋もれた事件を多めに扱っているのがひとつの特徴です。

また前作同様、(気づいてくださる方は少ないのですが・・・)定番ものでも類書にない情報が入っていることがあります。深く探求したい方は、そういった点もチェックしていただければ幸いです。

本書の執筆者は、50音順に、秋月朗芳さん、蒲田典弘さん、ナカイサヤカさん、寺園淳也さん、長澤裕さん、羽仁礼さん、原田実さん、本城達也、皆神龍太郎さん、山本弘さん、横山雅司さんの総勢11名。

Amazonでは予約受付中、書店の方でも明日には店頭に並ぶと思います(今回の表紙は赤です)。詳しい目次は下記のとおり。私個人としては一読者として読んでも、とても面白く、参考になる本でした。自信を持ってお勧めできます。ぜひお読みください。

目次

「はじめに」(本城)

【序章】迫る! 地球滅亡の時「2012年問題」の真相
1. 惑星ニビルは「破滅の星」か?【人類に訪れるアセンションの時】(寺薗)
2. 惑星マルドゥクの接近【その他の2012年問題をブッた切る】(羽仁)

【第1章】常識外れの神秘の出来事「怪奇・超常現象」の真相
3. 石川県で降ったオタマジャクシ【空から降った奇妙な〝雨〟】(本城)
4.「ええじゃないか」の真相【日本で最も有名なファフロツキーズ事件】(皆神)
5. テレポーテーションした山小屋【驚愕、冬の月山で山小屋が移動した!】(蒲田)
6. 池袋のポルターガイスト【江戸時代の奇妙な都市伝説】(原田)
7. タクシーに乗る幽霊【振り返ると乗客は消えていた……】(山本)
8. サースクの死の椅子【座ると命が奪われる】(ナカイ)
9. 北西航路の伝説『オクタビウス号』【凍りついた船員を乗せて海をさまよう難破船】(ナカイ)
10. ツタンカーメンの呪い【発掘者が次々と謎の死を遂げる】(本城)
11. 呪われたホープダイアモンド【所有者に死と不幸をもたらす宝石】(ナカイ)

【第2章】人智を超えた奇跡の力「超能力」の真相
12.『マダム・モンタージュ』のデタラメ【自称FBI超能力捜査官の透視能力者】(皆神)
13. ネラ・ジョーンズは本物か?【あの人物も認めた霊能力者】(本城)
14. バラート・クラーラの霊視【奇跡の敵中率を誇る霊能者】(山本)
15. ガラスの涙を流す少女【神が与えた奇跡の涙】(本城)
16. 神秘、インドのロープ魔術【宙づりのロープをスルスルと登る】(山本)
17. 誰でもできる雲消しゲーム【波動を飛ばして雲を消す】(山本)
18. 腸チフスのメアリ【疫病と呼ばれた女】(ナカイ)

【第3章】空飛ぶ円盤の襲来「UFO事件」の真相
19. 自衛隊の戦闘機と衝突したUFO【自衛隊機が未確認飛行物体と接触】(山本)
20. 遊園地上空に出現したリング状UFO【某アニメの使徒が米国に襲来】(山本)
21. ワームホールから出現するUFO【異空間から現れた未確認飛行物体】(山本)
22.「残りもの」のUFO事件【解明不能の奇妙な事件(1)】(秋月)
23. UFO事件最大の謎『ジル神父事件』【解明不能の奇妙な事件(2)】(秋月)

【第4章】科学という名の落とし穴「疑似科学」の真相
24. 脳は10%しか使われていない?【人間の脳に隠された未知の力】(山本)
25.「水からの伝言」の真実 【水が人間の意識を理解する?】(長澤)
26. マイナスイオンの真っ赤な嘘【人間に癒しをもたらす自然の力】(長澤)
27. 実は危険なホメオパシー【日本でも密かに浸透している代替療法】(長澤)
28. グリセリンの結晶化【シンクロニシティの代表例】(蒲田)
29. フリーエネルギーは存在するか?【無尽蔵に取り出せる理想のエネルギー】(長澤)
30. 人類の母『ミトコンドリア・イブ』【全人類はたった1人の女性の子孫だった】(横山)

【第5章】 怪奇、未知なる生物の発見「UMA騒動」の真相
31.「ニューネッシー」の正体【トロール船が引き揚げた謎の死骸!】(横山)
32. 謎の生物、エイリアンフィッシュ【食べられてしまった宇宙人】(横山)
33. 幻の怪蛇ツチノコ伝説【賞金もかけられたUMA界の人気者】(横山)
34. パナマの怪生物 「ゴラム」【実在したファンタジー世界の怪物】(横山)
35. 南米の怪物『獣人モノス』【奥深い峡谷に潜む謎の生物】(横山)

【第6章】太古に栄えた驚異の文明「超古代文明」の真相
36. 超古代文明は核戦争で滅びた【古文書に残された核の痕跡】(原田)
37. アンティキテラの機械【紀元前に作られた脅威の精密機械】(原田)
38.『ピリ・レイスの地図』の正体【未到達のはずの南極大陸が描かれた古地図】(原田)
※メインの検証はピリ・レイス以外の南極古地図
39. 古代エジプトの電球【今から2000年以上前に電球が存在した】(原田)
40. 大ピラミッド・クフ王建造説は嘘?【古代史の常識は間違いだった】(原田)
41. ギザの大ピラミッド建造法の謎【王墓に秘められた神秘の技術】(原田)
42.『をのこ草紙』は予言の書か?【280年前に書かれた古文書の謎】(原田)

「おわりに」(本城)

ASIOSの新刊『謎解き超常現象Ⅱ』が出ます”へ18件のコメント

  1. GOTH星人 より:

    25番の「水からの伝言」の真実ってイグ・ノーベルのやつですか?

  2. タノQ より:

    続刊おめでとうございます。
    さっそくアマゾンに注文つかまつりました。
    けど、いきなり画面で在庫ゼロつって案内あったです。発売前だから?すでに大好評完売だから?
    はやく届かないかな~( ̄ω ̄)

  3. 本城 より:

    >GOTH星人さん
    今回の本で扱っている「水からの伝言」は江本勝氏の著書で広まったものになります。(プラス海外の実験)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E4%BC%9D%E8%A8%80
    >タノQさん
    早速のご注文ありがとうございました。
    在庫切れの表示は一時的なもので、現在は在庫ありの状態になったようです。近日中にはお手元に届くかと思います。

  4. Y・Y より:

    マイナスイオンは癒し以外にもいろいろと言われていますよね。
    怪しい洗剤の電話が掛かってきたことがありますが、マイナスイオンのおかげで換気扇の油汚れがスッキリと落ちるほどの洗浄力がありながら、原材料がすべて天然成分のため、間違って飲んでしまっても人体には無害だということでした。
    そして「ちゃんとマイナスイオンが発生しているかどうか不安でしょうから、目の前で作ってさしあげます」とも言ってました。
    それで「目の前って、マイナスイオン見えるんですか?」と聞くと「はい、ちゃんと確認できます」という返事でした。(断りましたが)

  5. sumaru より:

    新刊の発売おめでとうございます。昨日駅の本屋で買いました。
    個人的な関心領域としては予言関連が少なかったのが少々物足りない感じでしたが(笑)、インチキだろうと認識しつつもあまり詳しく調べていなかったいくつもの項目について、新しい情報がいろいろ得られて読んでいて面白かったです。
    一番印象的だったのは「腸チフスのメアリ」で、出来事自体寡聞にして知らなかったので、かなり驚きました。しかし、豚インフル関連で無責任にメアリ呼ばわりするなんて、現代のマスコミもずいぶんひどいことをするものですね。

  6. ヤナギサワ より:

    新刊発売おめでとうございます。
    待ってました!
    心霊関係の話題が好きなのでひとつ。
    「タクシーに乗る幽霊」興味深く読ませていただきました。
    世界的に似た話が昔からあるということは、今後この話のルーツを探るうえでの手掛かりになりそうですね。
    国内のタクシー幽霊については、小池壮彦氏の「怪奇探偵の実録事件ファイル2」に詳しく掲載されてます。
    昭和の中頃では、
    ・いなくなったと思ったら座席から滑り落ちてフロアで寝てただけ
    ・奇術一座の一員がタクシー代を踏み倒すために「消えて」みせた
    ということが幽霊の正体だったという話もあったようです。
    幽霊が座席を濡らすようになったのは、昭和30年代以降で、伊勢湾台風や台風15号による洞爺丸転覆などの大きな水難事故が起きた後からなんだそうです。
    戦前のタクシー幽霊は座席を濡らさなかったようですね。
    小池氏は霊に肯定的な怪しい(面白い)著書もありますが、まじめにリサーチしている本がほとんどですので、参考までに。
    もし既読でしたらごめんなさいm(__)m

  7. 本城 より:

    >Y・Yさん
    洗剤にまでマイナスイオンが入っているとは・・・。しかも目に見えるとはまたすごい。 やたら崇められる「天然」というキーワードもプラスされると余計に怪しくなります。
    >sumaruさん
    ご高覧ありがとうございます。予言関係は確かに今回少なかったですね。次回は増やしたいと思います。
    「腸チフスのメアリ」は私も真相はもちろん、こういう話があること自体知りませんでした。しかし件のマスコミ報道を知ると、メアリの伝説は現代でも生きているんだということがわかって考えさせられます。
    >ヤナギサワさん
    ご紹介ありがとうざいます。小池さんの『怪奇探偵の実録事件ファイル2』は読んでいませんでした。早速入手したいと思います。
    それにしてもタクシーに乗る幽霊の話は、これだけで一冊本が出るくらい深みのある事例なので面白いですね。私もいずれ研究してみたいです。

  8. GOTH星人 より:

    そうなんですか。うっかり勘違いしちゃったみたいです。
    後、みなさんの間ではマイナスイオンとかが話題になってるみたいですけどゲルマニウムとかも同じ感じですよね。よくマイナスイオンヘアードライヤーやゲルマニウムブレスレットとか聞きます。(ゲルマニウムブームは過ぎたみたいですけど…)

  9. __ より:

    初めまして、まだ注文していませんが前薯は購入しています
    今回期待しているのはマイナスイオン、現在死語(笑)になっているアレのことです
    私事ですが当時、その業界に勤めていて興味を持ち、自身で調べてみました
    するとまともに説明されたサイトが少ない上に、その根拠が曖昧なものばかり
    逆に否定的なサイト(安井至氏ですが)の内容が充実してることに「あれ?」と疑問に思い
    一流メーカーである筈の某企業共も「なんかよく分からないけど、銘打っておかないと売れない」という理由で販売してる事実を知り、愕然した記憶があります
    当時の会社にこの手の製品を促販するよう指示されましたが、自身が理解出来ない物を説明できるわけもなく、なかったことにしてしまいましたが
    オカルトネタや陰謀論等ある意味「耳に心地よい」話は、まず自分なりに検証すべきと実感させられた一件でした
    第二弾もこれから注文しますので、今から楽しみにしています
    長文乱文、失礼しました

  10. 本城 より:

    >GOTH星人さん
    ゲルマニウムも根強く浸透していますね。これについては一年ほど前に、このブログで取り上げたことがあります。よろしければご覧ください。
    http://asios-blog.seesaa.net/article/122344175.html
    >__ さん
    はじめまして。
    かつてのマイナスイオンブームの時がそうでしたが、とりあえず流行っているから名前を使っておけ、みたいな風潮はありますね。「血液サラサラ」とか「ゲルマニウム」などもそうだと思います。
    >オカルトネタや陰謀論等ある意味「耳に心地よい」話は、まず自分なりに検証すべきと実感させられた一件でした
    確かにそう思います。耳に心地いい話、できすぎたストーリーは一度疑ったほうが良さそうです。

  11. 紗崎 より:

    この記事を見て早速書店にて購入いたしました。
    前書同様、マスコミの言ってること(マイナスイオンなり超能力なり)を
    真に受けてしまう人にはぜひ読んでほしい本ですね。
    あと、テレポーテーションした山小屋などで行っている実地調査には
    本当に頭の下がる思いです。
    マスコミももっと懐疑的な視点から取材を行ってほしいですね。
    ついでに誤字などを報告させていただきます。
    P.52の5行目「その家で天上の方から…」は、『天井の方から』の
    誤変換ではないでしょうか。
    P.254の5行目「…と呼ばれる道の兵器だった。」は、『未知の兵器』の
    誤変換ではないでしょうか。
    P.279欄外の10行目「1897年に発見されたものは…」は、『1987年』の
    誤記ではないでしょうか。

  12. 本城 より:

    >紗崎さん
    ご購入、ならびに誤字のご報告ありがとうございました。
    執筆を担当された原田さんにお伝えしておきます。増刷の際に修正を反映できると思います。
    誤字脱字は我々の方でもチェックをしているのですが、どうしてもゼロにするのは難しく・・・・・・。もし他にも見つけられた方がいらっしゃいましたらぜひご報告ください。

  13. 適当所長 より:

    前作に引き続き、購入させていただきました。
    今回も非常に面白かったです。
    特に山小屋の話は、興味深かったです。
    最近のしかも日本で、こんな面白い事件があったなんて。
    ローカルな事件は、全国的な話題にならないことも多いのでしょうか。
    「ニセ科学」についての言及も、良いですね。
    デバンキング情報は多いほど良いと思ってます。
    感想をBlogにも書かせていただきました。
    好きな話題なもので少々調子に乗った口調になってますが…。
    一点、誤植と思われるものを発見しましたのでお知らせします。
    P269「1919年にスペインを発ったフェルナンド・デ・マガリェンス…」
    1919年は1519年の間違いではないでしょうか。
    「謎解き超常現象」が以降もシリーズ化されることを願っております。

  14. 本城 より:

    >適当所長さん
    ご感想ありがとうございました。山小屋の件はもともと並木伸一郎さんの本に載っていたのがキッカケで知ったと思います。他では見かけたことがなかったので、蒲田さんたちと面白そうな事件だと話し合った記憶があります。
    ちなみに日本には他にもこういった事件があるようです。今後も詳しく扱っていきたいと思っています。
    >一点、誤植と思われるものを発見しましたのでお知らせします。
    ご指摘ありがとうございました。次回の増刷時には修正致します。

  15. sumaru より:

    本城さん、コメントありがとうございました。
    >次回は増やしたいと思います。
    というコメントからすると、早くも続刊を期待していいのでしょうか。楽しみです。
     さて、誤植の話が出ているので非常に細かい点ですが、私も1点。
    p.24欄外注
    「1585年に公刊された」は「1595年に公刊された」の誤りではないでしょうか。
     なお、本文の「初めてその存在が確認されたのは1590年」も少し微妙ではないかと感じています。
     確かにマラキ予言は1590年のコンクラーヴェに照準を絞って偽作されたと推測されていますが、実際に使われたという記録はなかったのではないかと思われるからです。
     私の手許にあるマラキ関連の最新の文献は2005年のものですから、執筆担当者の羽仁氏はそれ以降の手稿の発見などをふまえたのかもしれませんし、だとすれば私の認識は的外れなのでしょうが・・・。
     この点は私が書いたウィキペディア上の記事も微妙な書き方になっていて先ほど直したばかりで、あまり偉そうなことはいえないのですが、少し気になったので誤植の指摘ついでにコメントしておきます。

  16. ドーキンジスト より:

    こんばんは。アマゾンからのお勧め商品のメールで出版されていることを知り、早速購入しました。まだ全部を読んでいませんが、楽しく読ませて頂いております。霊能番組の追跡調査などは、次作でも引き続き期待したいです。
    リクエストとしましては、トンデモ本で悪名高い人たち、例えば中丸薫や山川健一、ベンジャミン・フルフォードあたりに主張を実際に問い質してみたりするのも面白い気がします。きっと金銭の要求があるでしょうし、オファーを受け入れるか微妙ですが。

  17. タノQ より:

    あり? なななナンと
     Comment(1)
    って表示されてるぞな。
    …超常かも、なんつって( ̄▽ ̄;

  18. 本城 より:

    >sumaruさん
    ご指摘ありがとうございます。
    担当の羽仁さんにお知らせてしておきました。資料のチェックもあると思いますので具体的な対応については今しばらくお待ちください。
    >ドーキンジストさん
    できればやってみたいですが(特にフルフォード)、おっしゃるとおりオファーを受け入れてくれるか微妙です。でも検討してみます。
    >タノQさん
    seesaaはたまに表示がおかしくなるんですよ。困ったものです。一応、最新の情報に更新しておきました。

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