5月21日は最後の審判の日?

本城です。

すでにいくつかニュースとしても取り上げられていますが、2011年5月21日、つまり今日がキリスト教でいうところの最後の審判の日になるという予言があり、話題になっています。
「『5月21日に大地震、世界破滅』 NYで予言広まる」
「『21日に地震、世界破滅へ』、米キリスト教徒が予言」

予言をしているのはアメリカの宗教放送局「ファミリー・ラジオ」の局長、ハロルド・キャンピング。聖書をもとに計算した結果、2011年5月21日が最後の審判の日だと割り出したのだそうです。

計算方法などについては日本語でも公開されています。(PDFファイル)
「この世の終りは迫っている! 聖なる神は2011年5月21日に審判の日をもたらす」
「神は2011年5月21日に携挙が起こるというもう一つの確実な証拠を示しておられます」

ノアの方舟の話をはじめ、聖書の記述をもとにしているようです。予言が当たるとどうなるのかについては以下のとおり。

「米東部標準時間で午後6時から、世界の各地で今まで見られなかったほどの大地震が起こる。キリストは再臨し、聖徒の霊は墓場から蘇える。世界で約3%の真のキリスト教徒のみが、キリストとともに天に昇るというラプチャー(携挙)が起こる。取り残された者は、10月21日の地球滅亡まで地上で苦しむ」(「ニュース・マグ」より)

ここではアメリカの東部標準時間となっていますが、他に世界各地の現地時間6時という話もあります。その場合、日本はもう過ぎちゃいました。

そこで東部標準時での午後6時とした場合、日本時間では22日の午前7時になります。またもう少し余裕を持たせて22日の午前0時まで待った場合は、日本時間だと22日の午後1時になります。(現在の時刻を知りたい場合はJALのサイトでニューヨークをクリック)

果たして予言されたことは起きるのか。本人は「いかなる疑いの影もなく成就する」と自信満々で、弁解もしないそうです。とりあえず行方を見守って、結果がわかったら追記します。

【5月22日追記】
予言されていたようなことは起きませんでした。

5月21日は最後の審判の日?”へ5件のコメント

  1. 七海 太陽 より:

    はじめまして、いつも興味深く読ませていただいてます。
    この記事はついさっき(5/22 10:58)、初めて読ませていただきました。
    長めに見積もっても、地上で苦しまされるのは2時間程度ですか
    何度も(特定の人の脳内で)世界を破滅させているせいか、すっかり手慣れて短時間で終わらせられる様になったのですね。
    技術の進歩とは凄い物だと実感しました。

  2. 弟切 千隼 より:

     米国では、この予言を逆手にとって、米国疾病対策センター(CDC)が、以下のような声明を出しているそうですよ↓
    「世界の終末予言」が広がる米国の疾病対策センター、ユーモラスな「防災のすすめ」(AFPBBニュース、2011/5/21)
    http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2801572/7245342
     トンデモさんには、このくらいの大らかさを持って、接したいですね(笑)

  3. 本城 より:

    >七海 太陽さん
    はじめまして。
    実は最後の審判があった場合、残された人たちが苦しむのは5ヶ月あることになっているようです。(5月21日~10月21日まで)
    でも結局最後の審判は起きなかったので大丈夫そうです。
    >弟切 千隼さん
    ご紹介の記事なかなかユーモラスですね。
    こちらにはラプチャー(携挙)にまつわるジョーク写真や映像もありました。
    http://cosmiclog.msnbc.msn.com/_news/2011/05/21/6690884-left-behind-by-humorgeddon?GT1=43001

  4. ゲッター より:

    世界滅亡、延期のお知らせ
    「世界滅亡の日は10月に延期」、米伝道師が釈明
    http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2802378/7243628?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
    なんというステレオタイプの終末論予言者w
    もっと先延ばしにすればいいでしょうに

  5. 本城 より:

    やっぱり延期でしたね。もともと10月21日が人類滅亡の日だと言っていたので、最後の審判が起きなくても致命傷にはならないんだろうなと思っていました。
    また10月にはアメリカで話題になるのでしょうが、そのときまた取り上げたいと思います。

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