「UFOは実在」元米当局者が証言したというニュース
本城です。
先週、以下のニュースがあり、話題になっていました。
「UFOは実在」元米当局者が証言 国防総省で秘密裏に分析―CBS番組
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021051700731&g=int
記事によれば、元国防総省当局者のルイス・エリゾンドがアメリカの『60ミニッツ』という番組で、UFOは「現実に存在する」と話したそうです。なんかすごそうですね。
ただ、ここで対象となっている「UFO」は、「エイリアン・クラフト」(宇宙人の乗り物)という意味ではなく、「未確認飛行物体」という意味なんじゃないか、という疑問は浮かびます。
そこで確認してみましょう。幸い、もとになった番組の内容はオンラインでも公開されています。
「UFOs regularly spotted in restricted U.S. airspace, report on the phenomena due next month」
https://www.cbsnews.com/news/ufo-military-intelligence-60-minutes-2021-05-16/
これを読んでみると、エリゾンドはUFOについて次のように話していました(冒頭の日本語の記事でも一部書かれています)。
想像してみてください。6~700Gの力を出し、時速13,000マイルで飛行し、レーダーを回避し、空中や水中、そしておそらく宇宙でも飛行できるテクノロジーを。さらに推進力のようなものはなく、翼も操縦面もないのに、地球の重力に逆らうことができます。私たちが見ているのはまさにそれです。
600Gというのは、体重60㎏の人であれば、36トンもの重さになる力が加わるということです。人間なら即死です。時速13,000マイルは時速20,900㎞で、マッハ17にもなります。
さらに、それ以外に述べられている特徴も合わせれば、そんな超技術を持った飛行物体も、それに乗れる人間もこれまで知られていません。
つまり宇宙人の乗り物とは明言されていないものの、実質的には同じことを言っているということです。エリゾンドは、宇宙人の乗り物が実在すると言っているのでしょう。
もともとエリゾンドは、近年話題になっているペンタゴンのUFO映像の公開に関わっている人物でした。アメリカのUFO番組にもわりと出ていて、スタンスはビリーバーです。
ですから、エリゾンドが上記の発言をしていること自体に驚きはありません。
アポロ14号の宇宙飛行士で、筋金入りのビリーバーだったエドガー・ミッチェルや、元軍人で透視能力者として日本のテレビ番組に出まくっていたジョー・マクモニーグルのように、軍人や宇宙飛行士でもスタンスはビリーバーという人は昔からいました。
また、軍によるUFO調査(プロジェクト・ブルーブック等)や、超能力研究(スターゲート計画)も昔からありますし、アメリカには大抵の分野でビリーバーの人がそれなりにいます。
奇妙な物体を目撃したときに、超音速や超技術を想定してしまうのも、1947年のケネス・アーノルド事件の頃からお家芸です。
そういうわけで、結局は肩書きによらず、ひとつひとつの主張を調べていくしかなさそうです。けっこう手間と時間がかかって大変ですけどね。
ビリーバーだお家芸だって最初から色眼鏡で見てレッテル貼って
結論ありきで調べる信頼性の低そうな調査ですね
ネットの拾い読みくらいしかせず、調査とは無縁のおまえが何を言うかってとこだな
まさに「おまいう」
ビリーバーもまた結論ありきってことでしょう?
ちゃんときれいな合わせ鏡になっているじゃないですか
しかもこれは(ほかはなにもないけど)肩書きだけで信頼に足ると言っている記事にたいする批判ですよ?
調査・検証した結果「お家芸」「ビリーバー」だったってことでしょ
記事の書き方がそうだからといって、調査手法までそうだとはゆめゆめ思わない方がいいですよ
すごい想像どうりの宇宙人ですね