ASIOSの新刊『謎解き超常現象Ⅳ』が出ます
本城です。
おかげさまで、ASIOSの新刊『謎解き超常現象Ⅳ』(彩図社)が出版されることになりました。早いところでは12月26日から出る予定です。(一部のコンビニ店舗でも取り扱い予定です)
今回は海外からの特別ゲストとして、医学社会学者のロバート・バーソロミューさんに寄稿していただきました。担当はアメリカ版ネッシーとして有名なシャンプレーン湖のチャンプです。
バーソロミューさんは2012年に『The Untold Story of Champ: A Social History of America’s Loch Ness Monst』というチャンプの研究本も出されている方です。他にも超常現象研究家のヒラリー・エヴァンスとの共著や、集団狂信行動の事典などもあったりと幅広く研究されている方で、今後も機会があればご執筆いただくかもしれません。
さて、今回の執筆陣は加門正一さん、ナカイサヤカさん、羽仁礼さん、原田実さん、藤野七穂さん、本城達也、皆神龍太郎さん、山本弘さん、横山雅司さん、若島利和さん、ロバート・バーソロミューさんの計11名です。
項目は以下の34項目です。規定のページ数に収めるため、最終的に載せられなかった項目もありますが、今回は比較的、有名どころを中心に集めました。内容については以下で紹介しています。書店等でお見かけの際は、ぜひお手に取っていただけると幸いです。
【目次】
はじめに――オカルトの醍醐味(本城)
【第1章】 人智を超えた奇跡の力「超能力事件」の真相
超能力者ユリ・ゲラーの真実(皆神)
【科学者と裁判所が本物と認めた?】
2014年8月にも来日した世界一有名な超能力者です。よく紹介される世界で唯一ネイチャー論文に載ったという話や、日本の記事がきっかけで起きた裁判の真相などを紹介しています。
FBI超能力捜査官vsオウム逃亡犯(山本)
【犯人逮捕で実証された透視の実力】
2011年以降、相次いで逮捕された平田、菊地、高橋のそれぞれの行方について、FBI超能力捜査官たちが行った透視を検証しています。
マリア・ローザ・ブージィの千里眼(本城)
【湖底の死体を発見する驚異の能力者】
2013年10月以降、毎回、超能力捜査特番の冒頭で紹介されているイタリアの超能力者です。遺体をピンポイントで発見する水中カメラの映像を覚えている方も多いのではないでしょうか。そんな旬な彼女の真相を追いました。
伝説の霊能者ブラヴァツキー夫人(原田)
【神智学協会を創設したオカルトの巨人】
サイキックたちからの挑戦(本城)
【ASIOSが調査した超能力実験】
これまでASIOSが行ってきた超能力実験の中から、いくつかをピックアップして紹介しました。
H・G・ウェルズの予言(山本)
【SFの父が遺した戦慄の未来予想図】
2013年に『H.G.ウェルズの予言された未来の記録』という本が新たに出版されたのですが、主にそこで主張されるH・G・ウェルズの予言に関する検証です。
【第2章】 奇想天外「怪奇・ミステリー事件」の真相
バミューダ・トライアングルの謎(本城)
【通るものがこつ然と姿を消す“魔の海域”】
フライト19消失事件の真相 (本城)
【編隊が消えた!? “魔の海域”最大の謎】
恐怖の怨霊「将門の首塚伝説」 (皆神)
【触れるものすべてを祟る関東最大の怨念】
最近も将門の首塚は再開発計画から外れてニュースになったばかり。いまだに恐れられる首塚の呪いの真相に迫ります。
火事を招く少年の絵 (本城)
【恐怖のジンクスが絵の所有者を襲う】
イギリスには、なぜか火災現場で無傷のまま残るという「泣いている少年の絵」があります。その悲しげな泣き顔が印象に残る、いわく付きの奇現象の真相を調べました。
東京スカイツリーに隠れた魔の数字 (山本)
【日本一の建造物に秘められた陰謀①】
2012年の開業以来、オカルト本でも取り上げられる機会が多くなったスカイツリー。本項では有名な魔の数字666とスカイツリーには深い関係があったという伝説を検証しています。
東京スカイツリーは鬼門にある? (山本)
【日本一の建造物に秘められた陰謀②】
かつて風水都市では東京タワーが定番スポットでした。しかし最近はスカイツリーが人気です。東京の鬼門とスカイツリーにまつわる伝説を検証しています。
魂の重さを量った医師 (羽仁)
【死の瞬間に消失した21グラムの謎】
「口裂け女伝説」を追う (本城)
【子どもたちを震え上がらせた恐怖の都市伝説】
もともとは2012年に起きた事件を追う過程で調べたものでした。当初は項目に入れるつもりはなかったのですが、調べていたら思いのほか面白く、1979年の事例を本編で、2012年の事例はあとがきで触れることになりました。とはいえページ数の都合上、載せられなかった情報もありましたので、いつか別の機会にでも紹介できたらと思っています。
【第3章】 異星人の襲来!? 「UFO事件」の真相
ロドファー・フィルムの真相 (山本)
【アダムスキー型円盤実在の証拠?】
1965年にマデライン・ロドファー夫人が撮影したとされる、アダムスキー型円盤の飛行映像をはじめ、本項では今やUFOの代名詞ともなったいくつかのアダムスキー型円盤写真とアダムスキー本人についても調査されています。
ロサンゼルスUFO攻防戦 (皆神)
【第二次大戦中にアメリカ軍がUFOと交戦?】
2011年公開の映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のもとになった事件です。
日航ジャンボ機UFO遭遇事件 (皆神)
【CIAが隠ぺいしていたUFO事件】
ラエリアン・ムーブメントとは?(山本)
【「異星人を迎えよう」と運動する人々】
今も世界各国で活動を続けるUFOカルト教団、ラエリアン・ムーブメント。教祖のラエルは長らく千葉県成田市で活動を続け、震災後は沖縄に移住しており、今も日本と関わりが深いことは意外と知られていません。
江戸『うつろ舟』ミステリー (加門)
【新発見、伝説の起源は「金色姫伝説」にあった?】
オーロラ事件の真相 (加門)
【テキサスの田舎町に火星人の宇宙船が墜落?】
UFO元年ともされる1947年以前に起きていたUFO事件として注目を集めるオーロラ事件。加門さんは現地へ向かい、事件の発端となった地元紙を調査されています。
バレンティッチ行方不明事件 (加門)
【セスナが残した管制塔との謎の交信記録】
セスナ機がUFO目撃の交信を残して行方を断った謎の未解決事件です。今回は懐疑派の調査と肯定派の調査、反論がそれぞれ紹介されています。
レンドルシャムの森事件 (羽仁)
【米兵がイギリスの森で墜落したUFOに遭遇?】
軍の兵士や高官たちがUFOを目撃した事件です。「イギリス版ロズウェル事件」とも呼ばれ、非常に話が入り組んでいるのですが、事件当時の資料に絞ってこの複雑な事件のUFOの正体に迫っています。
【第4章】 未知なる怪生物「UMA事件」の真相
モンゴリアン・デスワーム (横山)
【中央アジアの砂漠に潜む恐怖の猛毒生物】
エイリアン・ビッグキャット (横山)
【イギリスで相次いで目撃される黒い巨獣】
イギリスのご当地UMA、日本でいうツチノコです。イギリスのオカルト本では、エイリアン・ビッグキャットだけで一章設けられるほど人気があり、よく略してABCと呼ばれています。
メテペック・モンスター (本城)
【メキシコに現れた正体不明の謎の生物】
近年テレビでもよく取り上げられるため、写真を見たら、ああ見たことあるという方も多いかもしれません。いわゆるグレイタイプの怪物です。関係者が本当に殺されていたりする、なかなか物騒な事件の真相を追いました。
妖精の写真は実在するか?(横山)
【2014年にイギリスで撮影された神秘の1枚】
有名なコティングリーの妖精写真と2014年にイギリスで撮影された最新の妖精写真を取り上げて検証されています。
伝説の生物「人魚」は存在する? (横山)
【世界各地に伝わる「人魚のミイラ」の真偽】
シャンプレーン湖の怪物チャンプ (バーソロミュー)
【目撃情報が相次ぐアメリカのネッシー】
チャンプは「アメリカ版ネッシー」といわれ、サンドラ・マンシによって撮影されたチャンプのカラー写真はUMA本ではお馴染みです。目撃情報も本家に劣らず多いですが、そんなアメリカ版ネッシーの真相を、第一次チャンプ捜索隊にも参加されたバーソロミューさんがレポートします。
【第5章】 失われた過去の遺産「超古代文明」の真相
遮光器土偶は宇宙人の像? (原田)
【東日本各地で出土する宇宙人実在の証拠】
日本の教科書にも載っている有名な遮光器土偶は宇宙人をモデルにしていたという説です。数十年前からあり、日本や旧ソ連を経て、デニケンによって世界に広められた伝説を検証します。
イースター島とモアイの謎 (ナカイ)
【モアイ像は高度な文明で造られた?】
「デリーの鉄柱」は超文明の産物 (若島)
【発見された“ナノテクノロジー”の痕跡】
近年、オーパーツ本で取り上げられることが多くなった、ネイチャー論文が根拠のデリーの鉄柱=ダマスカス鋼=ナノテクノロジー説について検証しています。
「デリーの鉄柱」が錆びない理由 (若島)
【インド人研究者が暴いた驚きの仕組み】
従来、錆びない原因とされていた高純度の鉄説や、特命リサーチのリン酸鉄皮膜説などの誤解をただしつつ、90年代末に解決されていた本当の錆びない原因を紹介しています。新情報が盛りだくさんですので読み応え抜群です。
ミッキーマウスの壁画 (本城)
【中世のフレスコ画に描かれたあの有名キャラクター】
「日猶同祖論」の源流を探る (藤野)
【マクラウドが明治の日本で見た“幻想”】
イスラエルの失われた十部族が日本人の祖先だったという説です。昔から人気のこの説を初期までさかのぼって調査されています。
おわりに――現代に復活した口裂け女 (本城)
本日、某リアル書店で買いました(^^)
首都圏の本屋には、だいたい、出回っているんじゃないでしょうか。
これから読みます。楽しみです。
もう店頭には並んでいるようですね。Amazonは例によってすぐに在庫切れを起こしていましたので、リアル書店の方が早く入手できるのかもしれません。
本日、Amazonより届きました。
4冊目になってもまだまだ知らなかった話題が出てきて楽しく読んでおります。
P.107の1行目 「肺から輩出される」は排出のゴキかと思われますので、ご報告まで。
ご高覧ありがとうございます。誤記のご指摘もありがとうございました。次回、増刷の際には訂正致します。