ASIOSの新刊『謎解き古代文明』が出ます。
本城です。このたび、ASIOSの新刊『謎解き古代文明』が出版されることになりました。
4月26日に下記の一部店舗で先行発売され、5月6日には全国の本屋さんでも発売予定です。
・ブックエキスプレス 東京駅北口店
・ブックエキスプレス 新宿南口店
・東武ブックス 池袋北店
・有隣堂書店 川崎アゼリア店
今回、収録されているのは33項目(+コラム2項目)。本当はもう少し入れる予定だったのですが、ページ数が足りなくってしまった関係で(ページ数は304で、これまでと変わりません)、残念ながらいくつか割愛しなければなりませんでした。今回扱えなかった項目は、いずれ別の機会に扱いたいと思っています。
さて内容の方は、どんなものを扱っているのかわかるように目次を以下に示しました。オーパーツが中心です。懐疑的な書籍でこれだけオーパーツを扱ったものは日本で初めてだと思います。
ジャンルは特化していますが、こういったものに興味をお持ちの方は、ぜひご高覧ください。よろしくお願い致します。
目次
※備考やコメントがある場合は一言添えてあります。
はじめに――超古代文明の伝説を解き明かす(本城)
『謎解き 古代文明』収録項目の年代別早見表
第1章 驚愕の「南北アメリカの古代文明」の真相
1.ナスカの地上絵の謎【アンデス地方の有名巨大オーパーツ】(ナカイ)
言わずと知れた超有名オーパーツです。今回はページ数が足りなくなったため元原稿の半分の量になってしまったのは残念ですが、その分、コンパクトで読みやすくなっています。
2.「インカの石組み」の超技術【超絶な強度と精度を誇る古代の叡智】(本城)
よく「カミソリの刃も入らない」と形容される精緻な石組みです。石の切り出し、運搬、整形、石組みの4つに分けて、その方法を解説しました。
3.サンダルで踏まれた三葉虫の化石【ダーウィンの進化論は間違いだった?】(皆神)
他に「ライムストーンカウボーイ」と「人間の指の化石」も扱っています。これらは創造論(人間や動物は神によって創られたとする説)と密接に結びついているのですが、そのあたりも詳しく解説されています。
4.謎のハンマー「ロンドン遺物」【オルドビス紀の地層から発掘された塩素合金】(ナカイ)
これはよくオーパーツ本で数億年前のハンマーとして紹介されているものです。これまた創造論と関係しているので、そこも押さえて真相を紹介しています。
5.奇跡の石「カブレラ・ストーン」【古代人は恐竜と共存していた?】(本城)
サイトで書いた記事を全面的に書き直して、ヴィンセント・パリスの調査結果なども新情報として追加しました。なおカブレラ・ストーンは肯定派でも極端に賛否が割れるオーパーツでして、浅川嘉富さんなどは絶賛する一方、南山宏さんや前川光さんなどは偽物扱いしています。
6.ミステリーストーンの謎 【空白のアメリカ大陸史を埋める驚異の発見】(ナカイ)
オーパーツ本では「人面彫刻石」とか呼ばれています。19世紀に起きたアメリカのある流行を謎解きの鍵として解説。
7.コスタリカの巨大石球群【地球外の技術で作られた?完璧すぎる石の球】(原田)
8.エクアドルの縄文土器 【遙か昔、海を渡った縄文人がいた!】(ナカイ)
これはややマニアックかもしれません。縄文人太平洋横断説の証拠とされるオーパーツです。真相では縄文土器や土器文化、太平洋の人類史の面白さがわかって読み応えもあります。
第2章 深遠な「ヨーロッパの古代文明」の真相
9.ノアの箱舟は実在した?【アララテ山の山頂で見つかった謎の木製遺物】(山本)
10.ストーンヘンジの謎 【いまだ謎が解明されない神秘の巨石建造物】(ナカイ)
11.クリスタル・スカルの真実 【世界を救う13個の聖なる水晶髑髏】(皆神)
12.アトランティス大陸の謎 【プラトンの著作に登場する幻の超大陸】(藤野)
ページ数の関係で元原稿の3分の1ほどになっています。いろいろ削られてしまった分、本来あった藤野さん独特の凄みは消えてしまったのですが、それでも12ページありますから十分詳しい記事になっていると思います。補注や注釈で元原稿の片鱗を見ることができるかもしれません。
13.サラマンカ大聖堂の宇宙飛行士【中世の大聖堂に刻まれた宇宙の記憶】(本城)
最近だと並木伸一郎さんの『完全版 世界のUFO現象FILE』(学研・2011年)で本物扱いされていました。
14.10万年前の金属コイル 【ウラル山中で発見されたナノテクノロジーの産物】(原田)
15.古代の天文盤「ネブラ・ディスク」【考古学の常識を打ち破る「真のオーパーツ」】(本城)
16.レイラインは存在するか?【見えざるエネルギーが通る「光の道」】(山本)
第3章 神秘の「中東・アフリカの古代文明」の真相
17.ギザの大ピラミッドの不思議【すべてが謎に包まれた世界一有名な巨大建造物】(ナカイ)
18.ギザの大スフィンクスの謎 【いまも囁かれる「超古代文明の遺産」説】(原田)
19.アビドス神殿のヘリコプター【古の神殿に刻まれた超古代文明の証】(本城)
真相を紹介しているサイトでは海外も含め、具体的にどのパーツがどのヒエログリフと対応しているのか、といったことを解説しているところがありませんでした。そこで今回、調査にあたりヒエログリフを勉強し、具体的にパーツごとに解説してみました。
20.サッカラ・バードは空を飛ぶ?【古代エジプトの精巧な「飛行機」模型】(本城)
日本でよく紹介されるカリル・メシハ博士による飛行実験の問題点の指摘と、日本では紹介されることがなかったマーティン・グレゴリーの飛行実験について解説しました。
21.銃創の空いた頭蓋骨【進化論を揺るがす動かぬ証拠】(ナカイ)
22.南アフリカの金属球【数十億年前の地層から発見された「超古代文明の証拠」】(ナカイ)
金属球自体の解説の他に、展示されている博物館のガラスケースの中で「1年に1回転か2回転の割合で、ごくわずかずつ、それも決まって反時計回りの方向に自転する」というミステリーの真相が面白いです。
23.タッシリ・ナジェールの宇宙人【サハラ砂漠の真ん中にある正体不明の岩絵】(ナカイ)
コラム1.中東の古代文明概論 【現代人の想像を超える驚きのテクノロジー】(羽仁)
第4章 摩訶不思議な「アジアの古代文明」の真相
24.ムー大陸は実在したか? 【もうひとつの「失われた大陸」の謎】(藤野)
これまた3分1の分量になってしまったのは残念でした(とはいえ詳しいです)。末筆でも触れられていますが、いずれ何らかのかたちで完全版の原稿を発表していただけるように私も協力したいと思っています。
25.ジャワ島のロケットレリーフ 【太古の遺跡に刻まれた宇宙の記憶】(ナカイ)
26.超古代の伝説「アダムの橋」【スペースシャトルが撮った古代インドの神話の橋】(本城)
27.周処のアルミ製ベルトバックル【古代の遺跡から発掘された驚愕の金属製品】(原田)
28.中国・明代のスイス製腕時計【約600年前の墓に埋もれた摩訶不思議な品】(ナカイ)
今回、扱った項目の中では一番新しいオーパーツです。続報がなくてどうなっていたんだろうと思っていたら、実は続報があったことがわかって参考になりました。
コラム2.チャーチワード=日本人説の謎【『失われたムー大陸』の著者は日本人?】(藤野)
これはマニアック。そもそもなぜこの説が生み出されたのか、その真相は何なのか、といったことが解明されていて面白いです。
第5章 幻想と夢幻の「日本の古代文明」の真相
29.宝達志水町のモーゼの墓【伝説の賢者は日本で死んでいた!】(本城)
すでに発表済みの原稿に、竹内文献の解説、不可思議な地名、巨人の骨伝説などを盛り込んで加筆しました。
30.「聖徳太子の地球儀」の真実【太子ゆかりの古刹に眠る驚異の秘宝】(原田)
こちらも類書で発表済みでしたが、今回はこの本のために原田さんが現地調査をされていて、新しい記事になっています。
31.「カタカムナ文明」とは何か?【古代日本人が残した超科学テキスト】(原田)
32. 新郷村のキリスト伝説 【イエス・キリストの墓と謎のピラミッド】(寺薗)
寺薗さんが現地へ行って調査されています。写真や現地情報も豊富です。
33.皆神山のピラミッド伝説【超古代文明のルーツは長野だった?】(皆神)
おわりに――超古代文明の夢とロマン(本城)
こういう本を待っていました! 古代文明、大好きです。怪しいことも大好きです(笑)
ちょうど、26日に出かける用がありますので、先行販売される本屋に寄ろうと思います(^^)
ありがとうございます。怪しいところも好きなのは私も同じです。
本の方は、今回、実物が著者の元へ届くのが27日なので、都合がつけば先に本屋へ寄ってみようかと考え中です。
もう明日じゃないか…とか思ったら、こちら大阪での販売は連休明けなんですね。
多岐にわたる網羅ありがたいことではありますが、せっかくの内容を割愛されるなら、いっそ上下巻に編んでの同時刊行とか、そういう贅沢ありえないんでしょうか。
先行販売は東京と川崎だけですみません。
上下巻にするには分量が足りないので難しいです。でも今後、謎解き超常現象の続編で載せるものもあるので、全部がお蔵入りになることはない予定です。
『謎解き 古代文明』、先行発売の初日にゲットしました(^o^)V
私が行った本屋では、二列で平積みにされていました。表紙の黄色も目立ちますし、売れてくれるといいな、と期待しております。
ありがとうございます。平積みでしたか。手に取って読んでくださる方が増えてくれれば嬉しいです。
とりあえず、amazon.co.jpで予約しましたが、今、美術館巡りで東京に居ますので、見つけたら買って帰るつもりです。
>沖せんちょさん
ご予約いただいた上に、本屋でも見つけたら買っていただけるとは大変嬉しいです。
ありがとうございます。
こんにちは
細かい話で恐縮ですが、P.53、7行目の「1827年」は「1872年」だと思います。
『謎解き古代文明』を読んでいて、ミスを見つけたので報告します。
p.92の3行目「ブルースストーン」→ブルーストーン
p.178欄外注釈の13-14行目「バット・アーキオロジー」→バッド・アーキオロジー
p.198の10行目「そうしたそうした」→そうした
望月さん、Kowさん、ご指摘ありがとうございます。
増刷の際には訂正表を作成の上、まとめて訂正させていただきます。
今日(6/15)、フジテレビの「とくダネ!」で「スカイツリー展望台3000円は高くない?」という特集をやっていてそこで鹿島神社、スカイツリー、皇居、明治神宮、富士山、(紀伊半島の山)、(四国の山)、高千穂(うろ覚え)がレイラインだというのをやってました。
>いっちゃんさん
こちらをもっと西に延長した感じですかね。
http://chizuz.com/map/map78187.html
面白そうなので、時間が取れたらいずれ調べてみたいと思います。