『ザ・超能力』が復刊
本城です。
飛鳥昭雄さんの『ザ・超能力』が「小学館オンデマンド・コミックス」によって復刊されました。
このマンガは、もともと20年以上前に小学館の『コロコロコミック』に連載されていたもので、扱っているのはユリ・ゲラーの超能力や、当時テレビなどで話題になっていた超常現象など。
内容的には超能力解明家を自称する「あすかあきお」が、巷で話題の超常現象(超能力がメイン)のトリックを暴いていく、というものです。中には無茶な解明や陰謀論が混じっていたり、カッパの正体が宇宙人だったり、やたらと対決姿勢が強調されていたりと、それちょっとおかしくね?と思うようなものも含まれてはいます。
でも私の知る限り、ほぼ全編をとおして懐疑的なスタンスに立ったオカルトマンガというのは、日本ではこの『ザ・超能力』だけしかないと思います。
私は全巻を持っていたのですが、今は3巻を若島さんに貸したままになっているので、実際に持っているのは1巻と2巻だけ。先日、石川県に行ったときには2巻とも持って行って久しぶりに読み、その面白さを改めて実感しました。やっぱり画で見れるというのはわかりやすいし、こういったジャンルではとても新鮮に感じます。
ちなみに『ザ・超能力』は古本の中では希少な部類に入るらしく、私が以前探したときは手に入れるのにけっこう苦労しました。Amazonでは一時期10万円というとんでもない値段がついていたこともあります。この機会を逃すとなかなか入手しづらいかもしれません。興味をお持ちの方は今のうちに入手しておかれることをお勧めします。
ユリゲラー氏の手の平で植物の種が発芽する件についても飛鳥氏解釈のトリックが書かれている漫画だったような。
>「カッパの正体が宇宙人だったり、」
独自の解釈をしないと仕事が成り立たないということも考えられますが、「河童=グレイ説」は1996年ごろの学研の「ムー」で同氏が、あるアメリカ軍人の体験談を又聞きで言っていました。
昔、ある池か何かに軍の上層部からの命令で軍隊が集められ、その中にいたその軍人が、捕獲された謎の生物を目撃したと。
それ以来アメリカ軍がその生物を使ってグレイは人間とは異なる姿の生物であると情報操作している、というのが同氏の見解でした。
同氏の見解=真実なのかについてもまた議論の対象なのかもしれません。
エイリアンハンター庄田(秀樹)さん、はじめまして。
>植物の種が発芽する件
私はこの実演を見たことはないのですが、このマンガでは第一巻で扱ってました。
>「河童=グレイ説」
96年にも言っていたんですね。このマンガではキャトルミューティレーション時の目撃報告と絡めて扱ってました。2003年にはこの「河童=グレイ説」で本も書いてますから、持ちネタのひとつなのだと思います。