「アンビリバボー」で前世特集

本城です。

明日放送の「アンビリバボー」では前世が取り上げられるようです。

▼8月5日(木) フジテレビ 19:57~20:54
「奇跡体験!アンビリバボー」戦慄前世の記憶語る主婦
催眠中に突然謎の告白私は元兵士…現地追跡24分間証言映像を検証衝撃の真相!!時空超え奇跡の一致

以下は公式サイトの「みどころ」より。

「日本人主婦が突然ネパール語をしゃべり始めるという奇怪な現象が起きた。これは一体何を意味しているのか!? 番組で徹底検証を行う。その主婦が語った『前世の記憶』、さらには彼女のネパール語能力は半年から1年間ちゃんと勉強しないと話せない程のレベル、などの事実を多角的に専門家が鑑定。結果疑わしいところは出てこなかった。そして番組では謎に迫るべくネパールへと向かった。そこで待ち受けていた衝撃の事実とは!?アンビリバボーでは前世の存在を証明するかもしれない、驚愕の映像を入手! 世界初公開します」

今回「ネパール人の前世を語った」として登場する女性は、2006年10月12日に同じアンビリバボーの番組内にて前世を語った「理沙」(仮名)という女性と同じだと思います。

このときは江戸時代に人柱として亡くなった「タエ」という女性の前世を催眠状態で語っていました。今回はもうひとつ別の前世を語るようです。内容については、名古屋にある美容クリニックにて研究内容が紹介されています。

また『前世療法の探求』(春秋社)という本でもネパールの事例は詳しく紹介されているようです。本の方は現在取り寄せているところですが、女性が語った前世のうち、タエの方は録画していますし、ネパールの方も録画する予定です。情報がひととおり集まったら、私の方でも独自に検証してみたいと思います。

「アンビリバボー」で前世特集”へ14件のコメント

  1. ゲッター より:

    結末は予想通りのうやむやに。
    なんにせよアンビリらしい特集でした。

  2. タノQ より:

    ちらちら視てたですがアンビリバボーっていうより
     アンタ誰ナンダヨー
    ていう感じの特集でした。人名の追跡こじつけ地味てたぞ。

  3. こう より:

    横レスですが、先週の心霊画像特集(番組名失念)の情報をスルーされたのは何か理由があるのでしょうか?
    確かに?内容は今までの同様番組の焼き直し(と言うか被る映像がほとんどでした)でしたが・・・。

  4. 本城 より:

    >ゲッターさん
    >タノQさん
    私も番組を見ました。結局、理沙さんが語っていたネパール人の村長は実在が確認できずじまいだったのは残念です。このあたりはもうひとつの前世だと主張している江戸時代の「タエ」も同じでした。
    今回の事例でいえば、ネパール語を話していることが間違いないとすると、なぜ彼女は話せるのか(本当にネパール語を勉強したことがないのか)といったことが検証する上で重要だと思います。
    過去の事例では、「○○は知らなかった」と言われながら、結局接点が見つかっている場合がありますから・・・・・・。
    しかし、理沙さんがネパール語と接点がなかったと判断した最終的な決め手が嘘発見器(※)で反応がなかったからだというのですから、本気で検証する気があるのか甚だ疑問でした。(※現在嘘発見器は科学的な根拠がないため証拠として採用されない)
    ただ過去の接点を調べるとなると個人情報にも関わるため、なかなか調べるのは大変そうです。
    >こうさん
    ひとつ前の記事のコメント欄では触れていますが、事前に紹介しなかったのは単に気づかなかったからです。
    一方、放送後に詳しく触れていないのは、まだ2時間の番組を見る時間が確保できていないからです。あと扱っていた映像が大体同じでしたら、昨年の番組は当時の記事で詳しく触れていますから、それと同じことを書いてもしょうがないとも思っています。

  5. 懐疑的精神は大切だ より:

    山川夫妻が翻訳したアメリカの精神科医のブライアン博士が書いた前世療法でもイタリア語の勉強をしたことがないのに、いきなりイタリアにいったら話し出した婦人がいる。(うらやましいです。私ももっと英語ぺらぺらになりたいです。)と書かれていましたし、前世を見て病気が治った例が書かれていました。ただ博士によると対抗催眠で前世にさかのぼれるのは全体の5%だそうです。このテレビ番組は別にして、この本に書かれていることは、どう思われますか?

  6. ken より:

    放送映像や音声を検証しても、真偽はよくわからないと思います。本当に以前現れたナタラジューが今回の放送に際し、本当に再び現れたのか疑問です。理沙さんが催眠によって再三、ナタラジューの記憶を甦らせる事ができるとなれば、ただの脳の創作ではないと思います。できれば直接お会いして直接お確かめになられるようお願いします。

  7. ニャーシー より:

    浅間山の土石流の退行催眠時に、タエと名乗る女性が「天明3年・・・」と話していたことが引っかかりました。
    当時の人は、元号で年号を表現していないと思います。干支を使っていたのではないでしょうか?
    天明3年は、干支では癸卯の年なので、干支でいうのではないでしょうか?
    西暦では1783年ですが、江戸時代では考えられませんので当然ないでしょう。
    理沙という女性は、どこかで天明3年の浅間山の情報を、どこかで読んで記憶したのではないかとも思えます。
    これが前回の退行催眠もどきだとするなら、今回のネパールの話もネパール語を覚えたのではないでしょうか?
    あれくらいなら記憶できるのでは?
    それと、気になるのが、ブライアン・ワイス博士は誘導するような質問はしないと言ってましたが、今回の退行では、ネパールの女性がいきなり「息子の名前は?」と聞いていました。
    これは誘導的な質問だと思いますよ。たぶん「子供はいましたか?」といった形の質問がベターではないでしょうか。

  8. 本城 より:

    >懐疑的精神は大切ださん
    ブライアン・ワイスが紹介している事例は残念ながら未読なので、すぐにはわかりません。ただ、知らないはずの言語を話したという件では、他にイアン・スティーブンソン博士が紹介している事例があります。この事例ではアメリカ人の女性が17世紀の男性としてスウェーデン語を流暢に話し出したのですが、ジャーナリストのイアン・ウィルソンが詳しく真相を調べたところでは、別に前世を考える必要は全くなかったそうです。
    >kenさん
    >できれば直接お会いして直接お確かめになられるようお願いします。
    はい、そのつもりです。許可が下りるかは不明ですが、ご本人に直接お聞きしないとわからないこともありますので、いずれこの事例を調べる際には稲垣さんにかけあってみる予定です。
    >ニャーシーさん
    >当時の人は、元号で年号を表現していないと思います。干支を使っていたのではないでしょうか?
    それについては、そもそも農村の娘が元号なんて知っていたのか? という疑問が番組で取り上げられていました。その際には江戸東京博物館都市歴史研究室の小澤弘さんが取材に応え、当時は農村の子どもでも寺子屋や名主から元号は教わっていたはずので知っていてもおかしくないとのことでした。
    ただ他の箇所の話も含め、現代人と普通に会話が成立している点は少し引っかかりました。今は当たり前でも当時は使われていなかった言葉や、逆に当時の人であれば使っているはずの言葉はなかったのか、といった点は検証ポイントですね。
    >理沙という女性は、どこかで天明3年の浅間山の情報を、どこかで読んで記憶したのではないかとも思えます。
    海外の事例では、ローマ時代のことについて詳しく話し、当時のことを知っているはずがないと言われた女性が、実は小説をもとにしていたと判明したこともありました。
    稲垣さんの『前世療法の探求』によると、『浅間』という小説(後にラジオドラマ化、舞台公演)と一部情報が被っているそうですが、理沙さんは知らないと言っていることや、その小説には載っていない情報も語っていることから、他からの記憶の可能性は却下されています。しかし関連書は他にもありますから、検証する価値は十分にあると思います。
    >今回のネパールの話もネパール語を覚えたのではないでしょうか?
    誰かが話していたことを記憶していたということであれば、不意の質問に対する回答も含まれていますので、可能性としては低そうに思えます。ネパール語自体を完全ではないものの少しは理解している、と考えたほうが良さそうです。(それが超常的手段によるかは要検証)
    ただ改めて見直すと、かなり片言ですね。長めの質問を受けると理解出来ずに黙ったり、わかりませんと答えたり。それほど流暢ではないようです。
    >今回の退行では、ネパールの女性がいきなり「息子の名前は?」と聞いていました。
    確かにネパール人の女性とのやり取りでは誘導的な質問が目立ちました。本人が話していないのに祭りのことを質問したり。ネイティブで知識があるだけに質問者としては注意を払ってほしかったと思います。

  9. ken より:

    関連した問題なのですが、稲垣勝巳さんの今回の前世療法の件は、突っ込みどころは多々あるものと思いますが、イアン・スティーヴンソン博士の前世の記憶をもつ子供たちに関しては、書籍の範囲では、生まれ変わりかESPといった超常的解釈をとらないととても苦しいかと思われます。かといって30年も要した研究を捏造とすることも考え難いです。もはや付け入る隙はないのでしょうか? 生まれ変わりを考えるとき避けられないのは、スティーヴンソンだと思います。

  10. 本城 より:

    >kenさん
    おっしゃるとおり、生まれ変わりを論じる際にはスティーブンソン博士を避けるわけにはいきませんね。
    カール・セーガンも真面目に調べる価値があるとして挙げた三つの主張の一つに、スティーブンソン博士の研究を挙げています。(具体名は書いてませんが彼を指しているのは明らか)
    しかし穴がまったく無いのかといえばそんなことはありません。個別事例を詳細に検証して、おかしな点を指摘している研究はいくつもあります。スティーブンソン博士本人も、たとえば生まれた後に前世の人物が亡くなっていた致命的な事例が複数あることを認めています。
    もちろん全部が否定されたわけではないですが、少なくとも強力な未解明事例の山だとは思わないというのが、正直なところです。

  11. YMC より:

    いつも楽しく拝見させていただいています。
    今回の番組こちらで知って、楽しみに見てみたのですが、不完全燃焼でした。
    まずあの方が「ネパール語を知らないのに話した!」と不思議さをあおりながらその点の検証が全くされていない。本人が知らないといっているとかポリグラフとか。
    ポリグラフの件も、それ自体の信用性もさることながら、「ネパール語のある単語(息子?でしたか)に反応しなかったから」という理由で認定してましたが、よく意味が分かりませんでした。録画していないので見返せないのですが。
    また、質問が長文になると理解できないことが多々あり、見た感じでは自分でお勉強されたとするほうが自然ではないかと思いました。(「分からない」とネパール語で答えたから一応会話が成立したとカウント、とかも滅茶苦茶だと思います。)
    ネパールの風景にしても写真があるわけでもなく、こじつけ感が強かったですし、結局本人も見つからず、当たっていたのは部族の名前や村の名前(地図に載ってる)など、調べればすぐ分かる情報のみで、これでは事前に調査したという疑念をぬぐうことは出来ないと思います。
    番組の最後に、「今回見つからなかったが、ラタラージュという人物がいなかったと証明されたわけではない!」
    とか言ってませんでした?あれには正直びっくりしました。
    長文失礼しました。

  12. 本城 より:

    >YMCさん
    >「分からない」とネパール語で答えたから一応会話が成立したとカウント、とかも滅茶苦茶だと思います。
    あれは甘かったですね。「何?」「わからない」などをネパールで返したら会話成立とみなされていましたから。
    しかも、その「会話成立B」の部分は全体の33%もありました。ちゃんと会話できたとみなせる「会話成立A」は35%だったので、実際は3割ほどしか会話できていなかったのだと思います。
    >ネパールの風景にしても写真があるわけでもなく、こじつけ感が強かったですし
    確かにあのイラストのくだりは超能力捜査番組を彷彿とさせるような強引さでした。

  13. bontarou より:

    初めまして。番組は見てませんので、ズレてるかもしれませんが、…
    まだ実証されてないでしょうけど、チョムスキーの生成文法、普遍文法で、説明できるかもしれませんね。
    大雑把にいえば、言語習得能力が幼児並に優れた大人。少しその言語に接しただけで片言の”文”なら会話出来てしまうかも。 むしろ、読み書きがどの程度できるのか? の方が興味深いです。

  14. 本城 より:

    >bontarouさん
    はじめまして。生成文法という理論があるんですね。今回初めて知りました。
    これで説明可能かどうかはまだわかりませんが、個人的にも興味があるので少し勉強してみます。

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