『昭和・平成オカルト研究読本』の正誤表

本城です。

昨年に出版された『昭和・平成オカルト研究読本』(サイゾー)が、おかげさまで増刷されることになりました。

初版分はほとんど売り切れてしまったようで、しばらく新品の入手が難しい状態が続いていましたが、これで解消されるはずです。

なお増刷に際しまして、いくつか直しの箇所が出たため、それらを下記にまとめました(赤字の部分です)。お詫びして訂正致します。


●日猶同祖論の誕生と系譜
P.20、下段4、5行目
小谷部全一郎『日本及日本国民之起源』(厚生閣)が刊行される。
→小谷部全一郎が、『日本及日本国民之起源』(厚生閣)で日猶同祖論に参入する。

P.24、下段12~14行目
旅館「四州園」内で「イスラエルの塚」が発見されたのだとか(発見自体は1934年9月に遡る)。
→旅館「四州園」内「イスラエルの塚」があったというのだが(発見自体は1934年9月に遡る)

●「日本ピラミッド」説の誕生と系譜
P.28、上段10、11行目
日本にピラミッドが存在しなければならない、理論的な裏づけや根拠には意外に乏しい著作だった。
いまだ研究途上といった趣の中間的で、ピラミッド発見の速報的な著作だった。

P.34、上段1行目
(~『宇宙波動』第20号に続編を書いているらしいが未見)。
→(~『宇宙波動』第20号に続編を書いているらしいが未見)。

P.34、下段8行目
同じ庄原ののうが高原→廿日市市ののうが高原

P.36、上段8行目
これは「追跡シリーズ第1弾」で、
→これは「追跡シリーズ第1弾」であり

P.36、下段9、10行目
講演会では筆者も質問してみたが、古史古伝研究はこれから進めるような話だったが、
→講演会では筆者も質問してみた古史古伝研究はこれから進めるような話だったのであるが、

P.38、下段後ろから5行目
あることがわかる。→あることがうかがえる。

●日本のノストラダムスブームを振り返る
P.117、表1
年:1974→1973  順位:2→30  
年:1975→1974  順位:20→2  書名:宇宙人 謎の遺産(五島勉、祥伝社)→同上  部数(万部)SPA!91, 日経97:無記載→同上

P.117、出典4、5行目
また、『ノストラダムスの大秘法』の「200万部」は誤植だろうが、
→また、『ノストラダムスの大予言』の「250万部」や『ノストラダムスの大秘法』の「200万部」は誤植だろうが、

P.118、上段8、9行目
もっと小刻みな変更が77年頃まで
→小刻みな内容変更が74まで

P.126、上段11行目
よい点だろう(『危険な宗教の見分け方』田原総一朗・上祐史浩)。
→よい点だろう(麻原への川尻の影響は419ページ以降参照)

P.126、表2
1975年~1979年はランク外→1975年~1979年はランク外
※表内の他の四つも年→年

●大本事件
P.160、後ろから2行目
第一次大本事件(1919年に王仁三郎らが逮捕された事件。~)
→第一次大本事件(1921年に王仁三郎らが逮捕された事件。~)

●オカルトと民俗学
P.248、下段後ろから1行目
彼は「経世済民」を主要な目的として
→彼は日本社会をよりよくすることを目指して

P.252、上段後ろから2行目
妖怪などを学術的に
→妖怪などを学術的に

P.253、上段3行目
コックリさん→こっくりさん

●ヒカルランド
P.320、上段8行目
新装復刊もしている。
→新装復刊もしている。
2020年には、「学術書」の分野にも進出。ミヒャエル・H・カーター『SS先史遺産研究所アーネンエルベ――ナチスのアーリア帝国構想と狂気の学術』(森貴史監訳、北原博・溝井裕一・横道誠・舩津景子・福永耕人訳)を刊行している。

●早川書房
P.323、上段後ろから5行目
1945年8月設立→1945年8月創業

●『ムー』
P.351、下段の最後
[2020年10月追記]
『ムー』の発行元は、学研プラスがメディア事業の会社分割を行ったことで、2020年7月よりワン・パブリッシング(学研プラスと日本創発グループの合弁会社)へと引き継がれている。

●日本空飛ぶ円盤研究会
P.359、下段後ろから5行目
1978年(昭和53)→1979年(昭和54

●日本GAP
P.365、上段2行目
8月に郷里である鳥取→8月に郷里である島根

●全日本大学超常現象研究会連合
P.369、上段11~13行目
「UFOこそわがロマン」(出演者・北川幸比古(注))として放映された。
荒井欣一に注目した「UFOこそわがロマン」(出演者・北川幸比古(注))内で放映された。

P.369、下段1行目
(注)北川幸比古(1930~2005)→(注)北川幸比古(1930~2004

●酒井勝軍
P.372、下段1行目
本末転倒だったことを知り、8月には
→本末転倒だったことをり、『天孫民族の足跡』原稿を没にして、8月には

P.372、下段後ろから2行目
翌年9月には
→翌年1月には長崎県五島の福江島で、9月には

『昭和・平成オカルト研究読本』の正誤表”へ3件のコメント

  1. もも より:

    https://www.ntv.co.jp/document/

    今晩わ!
    何故かNNNドキュメントで「ヒバゴン特集」やりますね
    正体を探るのでは無く、「昭和にこんな騒動があったよ」という内容なんでしょうけど、嬉しいです
    おそらく、正体は猿か熊だと思いますが、どうなんでしょうかね?

    1. 本城達也 より:

      情報ありがとうございます!
      放送があることを知りませんでしたので、忘れずに録画予約したいと思います。
      ヒバゴンの正体は、何か一種の動物ではなく、猿や熊など複数の動物の見間違いの可能性がありそうだと考えています。

      1. もも より:

        なるほど、複数の動物の可能性ありですね。
        ただ、実際に見た人は恐怖でガタガタ震えてたそうですね。最初は近所のお婆さんだと思ってたら違ったと。今の時代だったらスマホで撮影できるのに、悔しいですw

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