ASIOSの新刊『謎解き 超常現象Ⅲ』が出ます

本城です。4月17日にASIOSの新刊『謎解き 超常現象Ⅲ』(彩図社)が出ます。項目数は全34で、ページ数はこれまでより少し多い約320ページとなっています。

執筆メンバーは50音順に秋月朗芳さん、蒲田典弘さん、原田実さん、藤野七穂さん、本城達也、皆神龍太郎さん、山本弘さん、横山雅司さんです。

ちなみに本来はナカイサヤカさんも6本ほど記事を執筆されていたのですが、脱稿直前の3月下旬に緊急入院されることになってしまい、最終チェックができなくなってしまったため、今回は残念ながら不参加ということになりました。

載せられなかった原稿は、いずれ復帰されてからどこかの機会でお見せできればと思います。(ナカイさんは現在、少しずつ元気になられていますのでご心配なく)

さて、新刊の詳しい目次の方は以下にまとめました。今回は書店の他に一部は全国の主要コンビニチェーンでも取り扱っていますので、お見かけの際はお手に取って読んでいただけたら幸いです。

目次

はじめに――超常現象の新たな謎に挑む(本城)

【第1章】 人智を超えた奇跡「超能力事件」の真相
1.奇跡の超人、ミリン・ダヨ(本城)
【剣で刺されても出血しない不死身の男】
以前、ブログで取り上げたときより、さらに追跡調査をして真相を追いました。
2.「血の涙」の秘密(本城)
【流れ出る赤い涙は神の啓示か?】
3.サイ・ババ伝説の真相(皆神)
【空中から物を取り出すインドの聖人】
サイババは2011年4月に亡くなり、久しぶりに話題になったので、今回あらためて取り上げました。
4.金粉現象の真実(横山)
【突然、身体から謎の金色の物体が…】
5.バクスター効果の謎(秋月)
【植物は人間の心がわかるというのは本当か?】
バクスターと嘘発見器の話を中心に解説しています。
6.岡本天明の『日月神示』(原田)
【異能の画家が残した驚異の大予言】
オカルトファンには有名ですが、最近も『ムー』で取り上げられた日本の予言書です。2012年滅亡説とも絡められることがあります。

【第2章】 奇想天外「怪奇・ミステリー事件」の真相
7.禁断の「田代峠」の謎(蒲田)
【東北最大のミステリースポット】
80年代には『ムー』で大々的に特集が組まれていたのでご存知の方もいるかもしれません。日本のミステリースポットを紹介する本などでも、田代峠は東北代表としてよく登場します。ASIOSでは蒲田さんが現地へ行ったり、関係者へ取材を行ったりして真相を追いました。
8.タイタニック沈没はミイラの呪い (皆神)
【史上最悪の海難事故の驚くべき真相】
9.中国の巨大ミステリー・サークル(山本)
【国営通信の新華社も大々的に報道!】
2011年夏にニュースになった中国のミステリー・サークルです。今回扱っている項目の中では最も新しい話になります。
10.リンカーンとケネディの奇妙な一致 (本城)
【2人の大統領にあった忌まわしき共通点】
11.天降異物学事始(藤野)
【魚、オタマジャクシ、カエル…何かが空から降ってくる】
これまでファフロツキーズは何度か取り上げましたが、今回は主に日本の事例、特に魚が降ってくる事例に焦点をあてています。日本最古の事例から現代の事例まで取り上げていますので資料価値は高いです。
12.海外の心霊写真(秋月)
【写真に現れた心霊は何を語りかけるのか?】
心霊写真も『謎解き超常現象』で取り上げましたが、そのときは日本の個別事例に的を絞っていたため、海外の事例や歴史的な話を全然取り上げられませんでした。そこで今回は、過去にカバーできなかった海外の心霊写真黎明期にスポットをあてて解説しています。

【第3章】 異星人の襲来!?「UFO事件」の真相
13.「ホッテル文書」の信憑性(蒲田)
【ロズウェル事件を伝える新たな機密文書が公開!?】
2011年にFBIの機密文書が新たに公開され、そこにUFOと宇宙人の回収談が報告されていたという話です。
14.アズテック事件の真相(蒲田)
【ニューメキシコ州アズテックにUFOが墜落!?】
有名なロズウェル事件の3年後に起きたとされるUFOと宇宙人の回収事件です。
15.イースタン航空機事件(山本)
【クラシック三大UFO目撃事件のひとつ】
16.ベルギーUFOウェーブ(秋月)
【5万人が見た! 史上最大のUFO集中目撃事件】
17.世界各地に出現する菱形UFO(山本)
【金沢市でも撮影された謎の飛行物体】
18.ジミー・カーターが目撃したUFO(山本)
【夜空に輝く光の正体は?】
19.その他のUFO誤認例(山本)
【未解明なUFO目撃情報の真相を探る】

【第4章】 迫る地球終焉の日「宇宙の謎」の真相
20.迫りくるベテルギウス超新星爆発(山本)
【太陽が二つになり、地球は滅びてしまうのか?】
21.惑星クラリオンの歴史(山本)
【地球からどんどん遠くなる? 正体不明の星】
反地球や謎の惑星Xとして名前があがったり、近年ではクラリオン星人の写真まで公開されたりして何かと目にする機会がある惑星クラリオンを取り上げています。
22.エレーニン彗星が地球に衝突!?(山本)
【ホワイトハウスも対策を講じた地球存亡の危機】
23.地球空洞説の真実(山本)
【南極と北極には地球内部に通じる大穴があった!?】
類書でも取り上げられたことはありますが、こちらの記事の方がページ数も多く、内容も詳しいです。
24.本当にいるか宇宙生物(横山)
【地球外生命体と出会える日はくるのか?】
【第5章】 未知なる怪生物「UMA事件」の真相
25.スクリューのガー助(山本)
【日本の子供たちを驚かせた1枚の写真】
1960年代~70年代にかけての怪獣本やオカルト本でよく紹介されていた「スクリュー(尾)のガー助」について、日本と海外の情報を詳しく追跡。今回初めてわかった情報もあり、参考になります。
26.海の怪物「シー・サーペント」(皆神)
【多くの目撃談が存在する伝説の海獣】
UMAを取り上げた本ではほぼ必ず掲載されていて、UMAファンなら誰でも一度は見たことがある有名なシーサーペントの写真の真相を紹介しています。
27.ケサランパサランは何者か?(横山)
【所有者に幸運を運ぶ幻の生き物】
28.屋久島の精霊「木霊」の写真(山本)
【『もののけ姫』のキャラクターは実在した?】
29.比婆山の怪獣ヒバゴン伝説(横山)
【かつてブームを呼んだ幻のご当地UMA】
ヒバゴンは日本のUMAとしてお馴染みですが、最近だと山口敏太郎さんが出演していたTBSの「有吉AKB共和国」で取り上げられていました。ASIOSでは横山さんが現地へ行って調査しています。

【第6章】 失われた歴史「超古代文明・秘史」の真相
30.トスカーナのエクスカリバー(本城)
【実在した、いにしえの“聖剣伝説”】
ミステリー画像を取り上げた本などで紹介されることもある実在の剣です。剣を実際に調査したイタリアの懐疑論者にも連絡を取って真相を追いました。
31.古代エジプトのフライホイール(本城)
【エジプトの遺跡で発見された謎の円盤】
最近も「アンビリバボー」などで取り上げられたことがある古代エジプトのオーパーツです。奇妙な形が特徴で、オーパーツ本などでもよく写真付きで取り上げられています。
32.トンカラリンの真相(原田)
【熊本県で見つかった“古代の地下遺跡”】
知る人ぞ知る謎の多い熊本の地下遺跡です。
33.源義経=ジンギスカン説の真実(藤野)
【なぜ誰もシーボルト説を知らないのか?】
「義経=ジンギスカン説」の中でも、シーボルト説に焦点をあて、これまでの懐疑的な文脈での紹介にも異議を唱えてシーボルト説の実像に迫ります。説そのものの真偽の検証からは少し離れた通好みの記事です。
34.『竹内文献』に隠された真実(藤野)
【超古代伝承を語る謎に満ちた文献】
オカルトファンにはお馴染みの『竹内文献』の真相と、これまたお馴染みの不思議な金属「ヒヒイロカネ」についての考察もあります。

おわりに――原動力は不可思議への好奇心(本城)

ASIOSの新刊『謎解き 超常現象Ⅲ』が出ます”へ13件のコメント

  1. きーた より:

    どれもこれも面白そうな記事ばかりです!
    スクリューのガー助が嬉しいなあ♪
    楽しみにしています!!!

  2. 本城 より:

    きーたさん、ガー助は面白いですよ~。
    斎藤守弘さんの記事を追っていて参考になります。ご期待ください。

  3. 紗崎 より:

    待ってました!
    興味を引かれるキーワードが目白押しですね。
    田舎の書店だから取り寄せ頼んだ方が確実かな…。

  4. GLORY より:

    先程ポチッとしてきました。
    そそるキーワードが沢山並んでいて今から楽しみです。

  5. 沖せんちょ より:

     早速、amazonでポチっとな、で予約をかけました。

  6. 本城 より:

    >紗崎さん
    地方の書店さんでも扱っていただけているところはあるみたいですが、取り寄せていただいた方が確実だとは思います。
    >GLORYさん、沖せんちょさん
    ご予約ありがとうございました。
    あと一週間ほどでお手元に届くと思います。

  7. フォックス モルダー より:

    間もなく発売ですね!
    楽しみにしています!
    今後ですが、研究集会というか交流会のようなものの予定はありますか?

  8. 本城 より:

    >フォックス モルダーさん
    残念ながら、今のところそういった予定はないです。

  9. 沖せんちょ より:

    amazon.comなので、多分発売日当日には届くと思いますが、目次紹介で知らないトピックもあったので、試しに「惑星クラリオン」をキーワードを使ってGoogleで検索してみたら、なんか完全に逝っちゃってるサイトがいくつか出てきました。なんか世の中病んでるなぁ、とちょっと怖くなってきましたね。

  10. たかはし より:

    そいえば、平将門についてはどうなりましたか?
    続編で取り扱う予定と、おっしゃっていましたよね。
    まさかガチでしたか?

  11. 本城 より:

    >沖せんちょさん
    私は病んでいるとは思わず、いろいろな考え方の人がいるんだなと思います。けっこうそういった方たちとは、リアルでもお会いしたことがありますので。
    >たかはしさん
    将門の首塚は山の牧場などと一緒に他の企画で扱えるかもしれないので、まだ候補として取っている状態です。いずれ続編か類書で扱うと思います。

  12. タノQ より:

    おお、ほんのちょいチェックしてなかったら發賣のお報せじゃないですか。しかし前作まだレビュもうし上げてないばかりか買い控えといいつつ先日あまぞんにDVD注文したばかり…こ、このタイミングで…。
    惑星クラリオンていえば、そういう感じのSF映畫が34~5年まえ、ありました。いまだ根強いアレなんですね。

  13. 沖せんちょ より:

    まぁ、単純に浪漫を追い求めて披露しているようなのなら良いんですが、完全に他の考え方を拒絶したり、やたら攻撃的だったりするのはちょっと。だったらWebに公開なんかするなよ、と言いたくなりますよ。
    地球空洞説や反地球なんかはネタとしては好きです(^^;。

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