『誰でもカンタン恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう!』

本城です。

最近、『誰でもカンタン恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう!』(双葉社)という本が出たというので、買って読んでみました。

内容としては、パソコンの合成をせず、特別な機材も使わずに心霊写真っぽい写真の撮り方を紹介する、という感じの本ですね。あくまでも身の回りにある簡単な道具や、ちょっとした工夫で、アッと驚く写真が撮れる! というところがセールスポイントだと思うので、心霊写真を検証・解明する、といった趣旨の本ではありません。

ただ、検証や解明が好きな人にとって、あまり役に立たない本なのかというと、そうでもなくて、たとえばオーブや、頭が消えている写真、水たまりに映る顔、体が透ける写真などの解説は参考になるのではないかと思います。

また本書の構成は、最初に撮影の「難易度」、「必要なカメラの機能」、「必要な道具」を明記し、次のページでその撮り方を別角度から撮った全体が見える写真を使って解説されているのでわかりやすいです。(ただし写真がメインなので文字の解説は少なめ。また「ISO感度」のような専門用語が解説なしで使われていたりする点はちょっと不親切かも)

ちなみに本書は全部で79ページしかないんですが、その分、全ページカラーとなっています。どちらかというと、文字つきの写真集みたいな感じかもしれません。気軽に読めますね。

周囲の買った人の話だと、近所の小さな本屋さんでも売っていたそうなので、比較的入手しやすいと思います。興味のある方は探してみてください。

『誰でもカンタン恐怖!!爆笑!?心霊写真をつくろう!』”へ3件のコメント

  1. タノQ より:

    おもしろそうな気配の本ですね。
    けど、これ使って霊写真こしらえたものを霊番組の類とか霊能者さんらへ送りつける悪ノリな人らが出現するとしたら(あながち可能性なきにしも)それはそれで罪つくりというか人騒がせな話し、そんな風に感じました。
    霊能を自称してる人らすべてが作為あるタバカリ人ばかりとは限らないんだし。
    私個人的には 誰でもカンタン?にわか霊能者してみよう てな本をリーディングやショットガンニングやレトロフィッティングなどハウツー紹介して実用書みたく仕立てた本つくったら、あんまり真似する人いないだろうし面白いかな、なんて。

  2. 本城 より:

    >霊能者さんらへ送りつける
    私の経験からいいますと、おそらく、そこまで行動力のある人はいないんじゃないかと思います。むしろ、この本を読んだだけで心霊写真を全否定する困った人が出てくるのではないかと、そちらのほうが心配かも。
    >誰でもカンタン?にわか霊能者してみよう
    心霊系ではないんですが、石井裕之さんがコールド・リーディングのハウツー本みたいなのをいろいろ出していますね。(でも最近は、劣化コピー本になっているらしい)

  3. ブックレビュー:心霊写真をつくろう

     このブログでも何度か話題にしている深夜枠で5年間も続いたエンターテイメント番組やぐちひとり(C)(残念ながら打ち切りになってしまいました。)で紹介された誰でもカンタン 恐怖!爆笑!?心霊写真をつくろう!という本です。
     もちろんパソコンはいっさい不要。カメラと身近にあるものだけで撮影するテクニックが、奇妙なところに現れた生首、背後から現れた7本目の手など、13種類(+番外編)紹介されています。
     番組では矢口真里と劇団ひとりが実際に、「あるはずのない足が消えている」と…

タノQ へ返信する コメントをキャンセル