ハロルド・キャンピングが預言の過ちを認める
本城です。
昨年5月21日に最後の審判を預言し、それが外れると10月21日に延期して再度外したハロルド・キャンピングですが、先日、自らの預言の過ちを認める手紙を発表したそうです。
「ハロルド・キャンピング氏、予言の過ち認める」(クリスチャン・トゥデイ)
「『世界破滅の日』の予言は間違いだった――伝道師が過ち認める」(CNN.co.jp)
「預言者キャンピング氏、世界終末の予告をやめる」(The Voice of Russia)
1988年と1994年の預言も合わせれば、足かけ20年以上で4回連続で外しているわけですから、さすがに懲りたのかもしれません。
正しい、世界破滅予言:
近所の超新星爆発のγ線バーストの到達を計算する。
キャンピング氏も予言が外れに外れまくって、いつか信者達に報復を受けることを恐れたのでしょうね。
キャンピング氏はファミリーラジオで「神様の裁きの日は神様の神性なるご計画の中に隠されているのです」と半ば言い訳じみたコメントしていましたが、いずれその神様が出鱈目な予言を振りまいて一部の人達を不安にさせたキャンピング氏に裁きの鉄槌を下すだろうなと感じました。
>お代官さん
超新星爆発といえばベテルギウスが話題になったことがありました。4月に出る『謎解き超常現象3』でも扱う予定です。
>トーリ・スガリーノさん
キャンピング氏の予言に従って経済的な被害を受けた人もいるそうですから、報復や裁判を恐れたのかもしれません。
>超新星爆発といえばベテルギウスが話題になったことがありました。4月に出る『謎解き超常現象3』でも扱う予定です。
楽しみです。
ベテルギウスは自転軸が外れている様で、γ線バーストを喰らう心配も少なそうです。逆に、もしかしたら、人類最大の超新星爆発の観察に立ち会える可能性もないわけでなく、ワクワクしてます。
その後、右肩がショボくなったオリオンさんは40肩で雄牛と戦えなくなるので、星座の絵柄の変更が求められるところですが…
まあ、人類が滅亡してからベテルギウスが超新星爆発する可能性も大いにありますが。やっぱりみたいなぁ。昼でも見られるだろうなぁ。でも、冬場がいいなぁ。
こんなところで謎解き超常現象の新刊情報が得られるとは!
それはさておき、人類滅亡予言をやってた人が珍しく悔い改めた点は、よいことだと思います。
ただ、今後も続々と新たな予言者が現れるであろう事は、私が予言するまでもないことでしょう。
ところで、「預言」というと神様などから預かった言葉=神託などのことだと思いますが、この人は「預言者」だったんでしょうか、それとも自分で「予言」してたんでしょうか。
どうでもいいんですが気になったもので。
>お代官さん
自転軸の件は新刊でも触れられていました。もし超新星爆発の観察に立ち会えたら、と考えると確かにわくわくします。
>紗崎さん
キャンピング氏は聖書を介した預言という体裁を取っていることと、ファミリー・ラジオの声明では「預言」の方を使っていたため、今回の記事ではそちらで統一しました。
まあ、英語では「預言」も「予言」もprophecyですからねぇ。翻訳者がどうするかによりますね。
一神教敵には「予言」は「預言」でないと、悪魔の技になってしまいまいかねませんから。