アタカマ・ヒューマノイドについての続報

本城です。

遅ればせながら、3月にアタカマ・ヒューマノイドのDNA解析の結果が発表されましたので、ご紹介します。

「チリの謎の小型ミイラ、骨疾患の人間と判明 エイリアン説に終止符」(CNN)
「『エイリアンのミイラ』ついに正体が判明、チリ」(ナショジオ)

アタカマ・ヒューマノイド(通称アタ)とは、2003年にチリのアタカマ砂漠で発見された小型ミイラです。アタについては、『「新」怪奇現象41の真相』(彩図社)で調査記事を書いていました。

その記事では、今回の分析を行ったゲーリー・ノーラン博士に問い合わせ、いずれ論文が発表される予定であることなどについて最後に書いていたのですが、その論文が今回発表されたものでした。

論文はこちらで読むことができます。
https://genome.cshlp.org/content/early/2018/03/21/gr.223693.117.full.pdf+html

やはりアタは胎児で、珍しい疾患があったそうです。ただし今回驚いたのは、アタの性別が女性だったことです。2013年までは男性の可能性が高いとされていました。ですが最終的には女の子だったということになったのですね。

何にせよ、今回ちゃんと結果が出たことは良かったと思います。オカルトの世界では、「○○博士(もしくは○○研究所)が分析中」と書かれてあっても、その結果が示されることはほとんどない、というのがお約束だったりしますので。

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